関口みどりさん オンラインレッスン 2020年〜
後藤尚子さん 2005年前後〜
本間フラメンコ教室のこと
就職して数年、20代後半になろうとしていた頃。運動不足を解消すべく何かを始めようと考えあぐねていました。そのうちに、もともと音楽全般が好きだったこともあり、「すてきな音楽+運動=ダンス」という非常に短絡的な考えからフラメンコを習うことを思いつき、たまたま検索で知った本間フラメンコ舞踊研究所の門を叩いたのです。
それまでダンスはどのジャンルも未経験、スポーツも得意ではない、目的は運動不足解消という、ほんとに軽い軽ーい気持ちで始めたフラメンコ。体験レッスンで牧子先生に初めてお会いしてから、早いものでもう20年以上経っています。
私がこんなに長い間フラメンコに心を奪われ続けている理由は、フラメンコの持つ魅力の奥深さは勿論のこと、何より本間教室で三郎先生、牧子先生、静香先生に出会えたからだと断言できます。
本間教室の魅力はなんといっても「あたたかさ」です。ギタリストでもあった牧子先生がギターを自ら奏でてくださり、それに合わせて少しずつ振付を覚えたり、基礎の動きを体に染み込ませていきます。牧子先生のご指導は的確かつ本質的。そして私の中にある「表現の種」(=得意なこと、と言い換えてもいいかもしれません)を優しく、大切に育ててくださっていました。
完璧に振付を踊ることよりも、踊る楽しさや曲の持つ雰囲気を楽しむことを教えていただいたことで、私はどんどんフラメンコの魅力に取り憑かれていき、かつ本間教室から離れられなくなり、次第に深みにはまっていきました。笑
深みにはまっていくにつれ、もっとこうやって踊りたい、どうしたらあんな風な表現ができるのか知りたくなるものです。そんな私の疑問に、先生はいつも的確な答えをくださいます。様々な角度からのご指導をいただくことで、自分の中で色々なことが繋がり始め、亀の歩みではありますが少しずつできることが増えていくのです。
現在、静香先生のレッスンも受けています。静香先生のレッスンでは身体の動きを深く知り、そこからどのような表現に繋げていくことができるのかを常にアップデートしている感覚があります。コロナ禍以降、先生のオンラインクラスを受講していますが、明らかに軸が安定してきたのを感じます。
静香先生もまた、生徒さん一人一人の持つものを育ててくださる師匠です。的確に、そして型に嵌めすぎず、私たちの成長を後押ししてくださいます。
故・三郎先生、牧子先生、静香先生。3人ともスタイルの異なる素晴らしいアルティスタでありマエストロ/マエストラです。
日頃あんな穏やかな先生方のどこにこんな嵐が潜んでいるのか?!と踊りを見るたびに驚きますが笑、そんな先生方から教えを受けられる喜びを噛み締めつつ、今後も私はフラメンコから離れられずに過ごしていくのでしょう。
今でも忘れられない言葉があります。初めての発表会、ど緊張の中出番の終わった私に三郎先生がくれた一言です。
「あなたはそのままでいいんだよ。
そのままで行けば大丈夫だからね。」
荒井愛理さん 2022年〜
静香先生のクラスに初めて参加したのは社会人1年目の冬、2022年12月でした。偶然お知り合いになった方がフラメンコを習われており、「本間フラメンコ舞踊教室」をご紹介くださったのです。その方が初めてお教室の門を叩いた時の三郎先生とのやりとりに心を奪われ、私もフラメンコシューズに足を入れていました。
「やります!」といったものの、体育は陸上とソフトボール(しかも投げられるけど取れない)はなんとかなるがそれ以外は壊滅的、ヒールも普段履かない。本当に踊れるのかとドキドキしながら体験に伺ったのを昨日のことのように覚えています。
そんな私に静香先生は朗らか、かつ丁寧にご指導くださり、いつも楽しくレッスンを受けています!「右はできるのになぜ左足だとできないの〜」という謎現象にも(よく)ぶち当たりますが、先生が辛抱強く教えてくださるおかげで、この3年で4回もライブのステージに立つことができています。上手くできないときは、動きをパパッと分析してアドバイスくださったり、フラメンコの文化や音楽などなどを教えてくださったりと日々フラメンコを多面的にとらえられているのは静香先生のおかげです!
牧子先生はライブ直前のレッスンで伴奏してくださったり、「ぐんとよくなったね〜」とあたたかいお言葉をかけてくださったり、レッスンでお世話になる機会は少ない中、たくさん気にかけてくださいます!
仕事の出張もある中で続けられているのはこちらの教室だからこそだと思います!就職で東京に越してきたので、当初職場や親戚以外のつながりはあまりなかったのですが、こちらのお教室を通じてさまざまなご縁に恵まれ、フラメンコ内外であたらしい世界をたくさん知ることができています。
心から静香先生・牧子先生のお教室に通えることに感謝しています。
小谷 享(こたに すすむ)さん 2000年頃〜
フラメンコは歌い手と踊り手とギタリストの掛け合いで生み出される芸能です。本間教室の一番素敵なところは、この歌とギターと踊りで合わせることを直接に体験できることです。なにしろ発表会は基本的にソロで踊ります。
「初心者は群舞の後列」なんてことは絶対にありません。普段のレッスンでも歌やギターへの合図の出し方などを教わり、発表会のリハーサルでは歌い手やギタリストから直接アドバイスを貰う事ができます。だからと言って、普段のレッスンで発表会用の振り写しばかりをするわけではありません。踊りのための体つくりは基礎から懇切丁寧に行われます。足を打つ練習では、リズムに乗ってひたすら足を打つ練習はほとんど無く、まず立ち方、重心のかけ方、そして足を振り上げるタイミング、振り上げる位置、足を打った後の姿勢、など一回の打ち方の細かい指導をまず受けます。腕を上げる振りを行うにしても、どのタイミングで、身体のどこから動かし始めて、最終的に腕の動きに至るのかを詳しく説明してもらえます。
発表会は、年に二回有った時期もありましたが、現在はだいたい年に一度のペースで、都内のタブラオを借りて、一流のミュージシャンをバックに行います。本間教室で習う方は、ぜひ発表会に参加して、フラメンコを肌で感じてください。
岩手在住でオンラインレッスンを受講しています。
コロナ禍のステイホーム…。何も出来ないGWを迎えようとしていた時、静香先生からオンラインレッスンのお誘いをいただき、全国各地の方々と、毎日レッスンに参加し、GWを駆け抜けました。画面越しながらも、何か一体感を感じた、とても嬉しい思い出です。
そして、今もオンラインレッスンを継続して下さり、地方で、一人で練習している者としては、とても有難く、心強いレッスンとなっています。
特に、前半30分のストレッチは、ゆっくりと身体が心地よく伸びていくのを感じながら、自分の身体にコンディションを問いかけていくような動作が大好きです。体重移動を意識しながらの基本的なマルカールは、丁寧に身体を動かすことで、フラメンコに必要な表現の幅が理解出来てきたように思います。何よりも身体を隅から隅まで使うような感覚があり、私にとって1週間の疲れを取るようなリフレッシュの時間でもあります。
後半の30分は、月替わりで様々なヌメロの歌ぶりなどをレッスンしていただいていますが、振り自体は難しいものではなく、動画付きプランもあり、とても覚えやすいです。また、歌の違いなどにより、こういう使い方や組み立て方もあるなどの応用編もレッスンしてくださるので、振りの引き出しにバリエーションが増えたように思います。もちろん、静香先生の格好いいジャマーダや抜けも、丁寧に動きを解説してくださるので、いつかは自分も格好よく出来ることを夢見ています。 何よりも、画面越しの静香先生は、反対の動きで鏡のように指導してくださるので、とても分かりやすいのが有難いです。 日曜日の夕方、自宅のわずかなスペースで、しかも裸足で良いので、気軽にレッスンを受けられることや、自分のカメラをONにすることで、鏡が無くても先生と同じ姿勢になれているかどうかチェックできるので、オンラインレッスンの利点を感じているところです。
過去は、振りを覚えることに一生懸命でしたが、このオンラインレッスンを通じ、身体を丁寧に使って表現することの大切さを学びました。
スマホさえあれば、全国どこでも、旅先でも(海外でも!)、気軽に受けられるのが、オンラインレッスンの強みです。全国に沢山のオンライン仲間が増えると楽しいな!と思います。ぜひ一度、オンラインレッスンを体験してみませんか。